アレルギー学会に参加してきました。
こんにちは、一角です
6月17日(土)を休診にさせていただき、6月17日(土)~18日(日)に第66回日本アレルギー学会(in 東京国際フォーラム)に参加してきました。
みっちり2日間アレルギー漬けになりました。
アレルギー専門医試験の際に勉強した免疫に関する難しい内容は、すでに記憶のかなたに飛んで行ってしまっていますが、臨床に直結する内容はとても面白く、興味深く拝聴させていただきました。
今回は、腸内細菌、稀な食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、汗、じん麻疹に関する最新の知見を学んできました。
この学会は、皮膚科だけでなく、アレルギーに関心のある呼吸器内科、小児科、耳鼻科、眼科の医師が一堂に会する学会ですので、参加人数も非常に多く一種のお祭りのような学会です。
皮膚科医として皮膚科の学会に参加するのはもちろん大切なのですが、アレルギー学会や、抗加齢医学会などは、皮膚科以外を専門とする医師の講演を聴くことのできる大変貴重な学会です。皮膚科以外の視野を広げる意味でも非常に有意義ですし、自分の好奇心を刺激されます。
私は開業医ですので、自分一人ですべての患者さんの検査から治療までを完結することはできません。
開業医で治療可能なよくある疾患(common disease)の中から、大きな病院でしっかりと精査・治療する必要がある疾患を見逃さずに見つけ出すことが、開業医の非常に重要な役割の一つと考えています。
そのためには、稀な症例報告もできるだけ記憶に留めておくべきだと思いますし、開業医では不可能でも、大きい病院では可能な最新の治療方法があることも知っておく必要があると考えています。
休診・夏期休暇のお知らせ
こんにちは、一角です
誠に勝手ではございますが、下記日程を休診とさせていただきます。
・6月17日(土):日本アレルギー学会学術大会に出席のため
・7月29日(土):日本美容皮膚科学会総会・学術大会に出席のため
・8月9日(水)~15日(火):夏期休暇
開業後はなかなか時間が取れずに学術的な知識のアップデートが難しいのですが、学会や書籍等で最先端の知識を習得していくことが使命であり、私の楽しみでもあります。
皮膚科は仕事ですが、大好きなことでもありますので、時間がゆるせば、いくらでも皮膚科の本を読んでいられます
看護師、医療事務さん募集のお知らせ!
こんにちは。一角です
間もなく開院1年になりますが、連日、一般皮膚科、美容皮膚科ともに大変多くの患者様にご来院いただきありがとうございます。
さらなる診療体制の充実をはかるため、
看護師さん(正社員、パート)
医療事務さん(パート。勤務態度・希望に応じ、試用期間後に正社員での登用も可)
を若干名募集しています!!
ご希望の方は、見学も可能ですので、ぜひ当院の雰囲気を感じていただけたらと思います。
当院は連日大変多くの患者様が来院されるクリニックのため、暇なクリニックでのんびりしたい方には向きません。午後の診療の最後まで一緒に頑張っていただける方を希望します
当院はまもなく1周年を迎える、まだまだ成長途中のクリニックです。
当院で働いてみたい!という方のご応募をお待ちしています!!
※募集は終了しました。
大津茂公民館でフットケアの講演をしました。
こんにちは、一角です
本日は、午前中の診療のWeb・電話受付を早めに終了してしまい、受診できなかった患者様には大変申し訳ございませんでした。
本日は、14時から大津茂公民館で「高齢社で注意すべき皮膚疾患」という内容で約1時間ほど講演をさせていただきました。
およそ30名程度の参加者の予定、と事前にお伺いしていたのですが、その3倍程度でしょうか、椅子が足りなくなるくらい多くのみなさまにお集まりいただき、大変感謝しています。
講演の内容につきましては、話題が散漫になっては記憶に残りにくいと思い、主に「フットケア」について内容を絞って話をさせていただきました。
フットケアは文字通り、フット(足)をケアすることです。
足の皮膚病は、水虫・爪水虫、タコ・ウオノメ・陥入爪を代表として数多くあるのですが、中でも注意すべきは糖尿病患者さんの足病変です。
糖尿病が進行すると神経障害による知覚低下により、足の傷に気付きにくく、その上、糖尿病のある人はできた傷が治りにくい状態です。
気づいた時には難治な皮膚潰瘍を形成していたり、さらに動脈硬化や感染症を合併することで壊疽に陥り、足の指の切断、あるいは膝下(あるいは膝上)から切断を余儀なくされることもあります。
動脈硬化が心臓に起こると心筋梗塞、脳で起こると脳梗塞、というのは有名ですが、案外、足の血管の動脈硬化である閉塞性動脈硬化症(ASOあるいは末梢動脈疾患PAD)は世間で知られていません。ASO(PAD)になると、足の血行が悪くなり、足の指の痛みが生じたり、足にできた傷や潰瘍が治りにくくなります。
何事にも共通することですが、早期発見・早期治療が大切です。
たまには足をじっくり観察してみて、ご自分の足をいたわり大切にしましょう!
水曜午前は手術をしています!
こんにちは。院長の一角です
毎度のことながら、かなりブログをさぼってしまいました。
4月から診療時間を変更させていただき、患者様には大変ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
これまで午後診が始まる前にバタバタとせわしなく手術を行っていたのですが、手術枠を水曜日午前に集約したことで、これまで以上にしっかりと手術に集中できる環境が整備できました
病院での勤務医時代は基本的に外来診察は午前のみで、午後に手術の時間を確保することができていたのですが(それ以外にも検査、入院患者さんの診療、カンファレンスなどの業務あり)、開業医では午後にも毎日外来診察があるため、午後にゆっくり時間を取って手術するわけにもいきません。
手術は大きな病院の先生にまかせて、開業医らしく?外来診察のみとすることも選択肢の一つとして悩んだのですが、やはり「美容皮膚科」に加え、当院の特徴でもある「手術」は継続したい、という思いから今回の診療時間の変更に踏み切りました。
もちろん手術は私一人でしておりますので、ある程度の限界があるのも事実で、複数人で手術室で手術が望ましいような症状の方には、基幹病院への紹介状を作成させていただきますが、可能な範囲で当院で手術を継続できれば、と考えています。
勤務医時代は色々な病院で勤務させて頂いたのですが、なぜか皮膚科は水曜日午後が手術日のことが多く、水曜日=手術日、という習慣が身についており、開業しても水曜日に手術できることが密かに嬉しく思っています
がんセンターでは手術件数が多く、水曜日は朝から一日中手術場で手術(自分の手が空いている時間は手術場で英語論文を読む!)、でしたので、がんセンターの先生方も頑張っておられると思うと、私も午前だけですが、水曜日は手術を頑張ろう!という気持ちになります。
いつも紹介先の病院の先生方には大変お世話になっているのですが、患者さんの中には、「大きな病院まで行って手術するのはちょっと・・・」と躊躇される方もおられるかと思います。
身近なかかりつけ医として、皮膚のできものに関することは何でもお気軽にご相談ください。可能な限りみなさんのお力になりたいと思っています。